雨に負けない

昨日の受けた、アウトドアウェアのお手入れ講習を自分用にまとめます。

なぜレインウェアの撥水能力が失われるか?
原因は大きく分けて3つ
・ウェア表面の汚れ
・ウェア表面の乱れ
・ウェア表面の撥水剤が失われた

では、汚れを落とすにはどうしたらいいのか?
それは簡単、お洗濯します。
ただ、合成洗剤はあまりおすすめしません。
なぜなら、洗剤中の界面活性剤が強力で、普通の全自動洗濯機の「すすぎ」ではウェアに残ったままになってしまいます。
この、洗剤かすが撥水能力を損なう原因となってしまうのです(要は、泥なんかの汚れは落としたけど、また汚れちゃった、みたいな)。
そこで、おすすめしたいのは石けん。
ニクワックスのテックウォッシュなんかも石けんです。
これなら洗剤かすが残りません。
ただ、石けんを使うときに問題となるのが水の硬さです。
軟水ならいいんです、石けんが溶けて見事に泡立ちます。
問題は、硬水の場合。
水中のミネラル分と石けんの脂肪酸が結合し、沈殿(石けんかす)を形成します。
これがまた厄介、一度ウェアにつくと洗ってもなかなか落ちません。
水道水の硬度は地域によって異なります。
東京なんかは、日本の中では硬水寄りです。
まぁ、世界的に見ると日本は軟水の国なんですけど。
ちなみにニクワックスの母国イギリスなんかは日本よりもかなーり硬水。
そのため、ニクワックスに書いてある使用量は日本で使う場合は多すぎるかも。
指定量の1/2から1/3くらいで十分だとかなんとか。

そうそう、ドライクリーニングはどうなの?って思いませんか。
基本的にはNGです。
なぜならウェアの撥水剤まで洗い流しちゃうから。
ドライクリーニングって水ではなく、石油系の洗剤を使うってだけで、業務用洗濯機でガーガー回すわけです。
ウェアにとってはすごくストレスのかかることなのです。
家庭で自分で洗えるなら、それにこしたことはありません、これはアウトドアウェアに限らず。

話は次に進みまして
今度はウェア表面生地を整えれば良いのです。
どういうことか?
ウェア表面には細か〜い細か〜い毛が同じ向きで立っています。
水はその上を転がるようにしてはじかれます。
ところが、その毛の向きが乱れてしまうと、撥水能力が損なわれてしまうのです。
では、その乱れを直すにはどうすればよいのか?
熱を加えます。
アイロンでも、ドライヤーでもOKです。
ただし、これらはムラになる場合が多いので、乾燥機を使うことをおすすめします。
でも、生地自体(ゴアとか)は熱に強くても製品の洗濯表示には「乾燥機ダメ」マークがあったりします。
その場合は、ウェアにベルクロだとかシームテープだとか生地に比べて熱に弱い部分がある、という場合がほとんどです。
客がみんな乾燥機でガンガン熱してウェアをダメにしてクレームつけてきたらメーカーとしては困ります。
そのため、安全策寄りの「乾燥機ダメ」マークがついてたりするわけです。
というわけで、乾燥機は低温または中温に設定。
10分くらいずつ様子をみながら乾燥させましょう。

と、ここまでやれば大抵、撥水能力は復活します。
これでもダメな時は、撥水剤が失われているかも。
どうしましょう?
撥水スプレーがお手軽です。
でも、ダメ。
撥水スプレー(ほとんどがフッ素系)はウェア表面に撥水成分がつくだけなのですぐにまた落ちてしまいます。
そこで活躍するのが、ニクワックスの撥水剤(ダイクレト WASH-INなんか)
これらの凄いところはウェアの生地の繊維1本1本まで撥水成分が行き渡るところ。
撥水成分が行き渡るのに最適なように、ポリマーの構造が考えられているとかなんとか。
そして、水性なのです。
つまり、撥水剤が残っている部分では弾かれるので浸透しません。
撥水剤が無くなってしまった所を狙い撃ちで浸透して撥水能力を復活させるわけです。
んー、すごい。
この、ウェアに撥水剤ってプロセスは「撥水剤が無くなったら」ってスタンスで良いみたいです。
洗濯したら必ず撥水剤!ってわけではなくても良いそうな。

でも、このお手入れ法ってのはあくまでも基本的な考え方。
乾燥機も以前はNGだったらしいですし、これでOKと一概には言えないみたいです。
生地、あるいは製品によって変わってくることもありますので、洗濯表示マークは必ずチェック。
何か疑問に思ったらショップあるいはメーカーに問い合わせましょう。

と、必死に思い出しながら書いてみました。
posted by もっきん at 12:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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